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ビール職人 山田 隆司 コラム

2018年11月号

そもそもビールって、どう創るの -その1-


ビールってよく飲みますがどうやって造るの?ビール醸造という言葉で難しそうだけど、何なの?
こんな声が聞こえてきます。
造りたいのはわかりますが、ちょっと待ってください。
料理のように好き勝手に造れないのです。
・何故なら、日本の「酒税法」では「アルコール分1度以上の飲料」を「酒類」といい、税をとる対象としています。
・その税金を納めるのは、酒類を製造する者とされています。
・そして、酒類を製造しようとする者は、製造しようとする酒類の品目別(例えば、ビール、発泡酒)に、税務署から免許を受ける必要があるのです。
・要するに、酒税を消費者から徴収するのではなく、製造者から確実に徴収しようとする仕組みなのです。

製造免許の申請って?

(1)税務署に製造免許の申請書を提出しなければなりません。
(2)税務署では、申請者の法律の遵守状況や経営の基礎の状況、製造技術能力、製造設備の状況などのほか、製造免許を受けた後1年間の製造見込数量が一定の数量に達しているかどうか(最低製造数量基準)を審査し、これらの要件を満たしていれば製造免許が付与されることになります。
さて、ここで製造免許の申請書に必要な書類は?
ちょっと多いので、簡単に記します。

(1)製造免許申請書

(2)製造免許申請書次葉、製造場の敷地の状況、建物等の配置図、製造方法、製造場の設備の状況、事業目論見書、酒類の販売計画、

(3)添付書類

免許要件誓約書、担保提供承諾、申請者の履歴書、法人登記事項証明書(個人は住民票写し)、土地・建物等が賃貸借の場合は契約書写し、地方税の納税証明書、3事業年度の財務諸表、酒類製造について必要な技術的能力を有していることを記載した書類、土地・建物の登記事項証明書、申請者の酒類製造場についての所在地・名称、法人成り等について契約

これだけ多いので、税務署でもチェック表を書式として提供しています。
これらは国税庁のホームページで製造免許の申請手続きとして詳細な説明付きで申請書式も提示されています。

次回は、お待ちかね、ビール造りについて、ご紹介しますね。

プロ―スト(乾杯)