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ビール職人 山田 隆司 コラム

2019年8月号

クラフトビールおじさん あっちゃこっちゃ -その1-


暑い毎日、急な豪雨にも負けず、この2ケ月間、クラフトビールを始めようとするお客様や講習会を受講される方との対応であっという間に、お盆も過ぎてしまいました。秋風が吹く前にこの2ケ月間の振り返りもしておかないと、忘却の彼方にいってしまうと一発奮起しました。又、テーマも「クラフトビールおじさん、あっちゃこっちゃ」と賑々しくさせていただきます。

6月は中旬に沖縄で開催されました農水産業支援技術展で「クラフトビールの今と地域おこし」というテーマでプレゼンテーションをさせていただきました。7月に入りますと、東京ビッグサイトでのFOOMA(国際食品工業展)に出展されたクラフトビール設備のブースで来客の対応をさせていただきました。



7月下旬は以前勤務していたビール会社時代に駐在していた中国の合弁ビール会社創業20周年記念式典に招待いただき、久しぶりに当時の合弁先の幹部の方と旧交を温めることができました。
20年前より生産能力が4倍強になっており、日本国内と比較してもトップ規模となっておりました。



8月に入りますと、4月から毎月1週間開催しております、第5回目のクラフトビール講習会を開催し、12名の方々が熱心に受講していただけました。



こういったあっちゃこっちゃをしておりますが、醸造設備を使用した試験醸造もこの間しており、お客様へ試験醸造の仕込や充填を立ち会っていただいて、クラフトビール製造への理解を深めていっていただいております



今後は、昨年の酒税法改正を踏まえた商品造りに目を向けていきたいと考えております。今回の酒税法改正では、ビールと発泡酒を含むビール系飲料の税率の統一と地域の特産品を副原料とした発泡酒をビールに位置付けることでビール市場の活性化を図るとされています。これは単にビールだけではなく、クラフトビール事業にもプラスととらえたいと考えております。
ここを、消費者にとって選択肢が広がり、楽しみ方の広がりに期待がされます。今までクラフトビールにおいて発泡酒原料として使用されてきた副原料や、海外でビール原料として認められている物品の状況を踏まえて、ビールの副原料の範囲を拡大することになりました。
又、地域の特産品等を使用した商品、地域の特色を活かした魅力ある商品開発が進み、地域おこしの牽引役となることが期待されます。様々な原料特性を活かした国産クラフトビールという位置づけが確保できるか、多様なビール文化の拡大という時期になってきていると考えております。(ちょっと真面目過ぎますかね)

それから、上でも述べております講習会ですが、おかげさまで好評を博しており、9月も定員になりました。
詳細はこのホームページを参照してください。11月までは日程が決まっています。

うんちく;“Ueber die diuretische Wirkung des Bieres”(ビールの利尿作用について)(1987年、後の森鴎外(ドイツ留学中の陸軍軍医森林太郎のドイツ衛生学会での発表)に従って、健康の為に先ず1杯

プロ―スト(乾杯)