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ビール職人 山田 隆司 コラム

2019年10月号

クラフトビールおじさん あっちゃこっちゃ -その2-


なかなか涼しい日がこないまま10月を迎えました。各地で台風や豪雨の被害が出ておりますが、皆さまのところは大丈夫でしたでしょうか。幸い私共の試験醸造設備のある摂津市は大きな天候災害を受けずに済んでおります。

9月は何をしていたかと振り返ってみますと、長野県、和歌山県、東京、滋賀県と各地をあっちゃこっちゃしておりました。当然、それぞれの地域のクラフトビールを賞味させていただきました。
今回はそのあっちゃこっちゃした中で比較的最近訪問したところを紹介します。

あるクラフトビールメーカー様を訪問した際には、丁度スタウトの仕込をされており、年に数回とのことで、貴重な体験でした。濃色麦芽独特のロースト香の立ち込める中、見学させていただき、麦汁ろ過も濁りが少なく、ワールプールでの熱トルーブの分離もしっかり固まっており、きれいな冷麦汁が出来ておりました。
これがその前夜飲ませていただいたスタウトの香味、ロースト香とバランスのとれた雑味のないしっかりした味を造り出しているのだと感心しました。


きれいに分離された熱トルーブ

又、先日開催した10月のクラフトビール講習会では、2日目の講習会終了後、大阪市内のブリューパブを受講者の有志の方々と訪問してきました。
ここでは、粉砕設備、仕込み設備、発酵設備、冷蔵庫まで案内いただき、より自分たちの目指したい状態を見ることが出来たのではないかと思いました。

好評をいただいております講習会ですが、詳細はこのホームページを参照してください。1月までは日程が決まっています。

うんちく;“ハーフ&ハーフ”今回のブログでも書きました濃色ビール(黒ビールやスタウト)と淡色ビールを同じコップに注いで作りますが、さて泡の色はどうなるでしょうか?注ぐ順番によって変わります。試してみてください。
さあ、そのあとに1杯

プロ―スト(乾杯)